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3番目のパート dulcimerの部屋


私は中学・高校をミッション・スクールで過ごした。つまりこの6年間、毎朝讃美歌を2曲ずつ歌っていたということだ。礼拝では必ずオルガンかピアノの伴奏がつくが、何か行事の時には、伴奏なしで歌うこともある。

そもそも讃美歌は4声体で作られているので、女声2部、男声2部の4パートが揃えば伴奏は必要ない。女子校だったから混声4部で歌うことはほとんどなかったが、必ずアルト・パートを歌う人がいるので、すぐに2部になった。そしてその2部が安定してくると、誰かがテナーを1オクターブ上げて歌った。この3番目のパートは、10人に一人くらいいるだけで、とても華やいできれいな感じになる。ただ伴奏なしでこれをしてしまうと安定感がなくなるので、そういうときにはバス・パートを1オクターブ上げて歌ったりした。

プロテスタントのミッション・スクールに学んでいる者は、必ずしもキリスト教信者ではない。だから讃美歌を歌うときにも、その歌詞の意味を考え神を賛美するというよりは、単に好きな歌を歌うという感覚だった。それゆえ、何かにつけて、ちょっと休日に友達の家に遊びに行ったときなどにも歌った。そして私は、歌う人がいなければ3番目、4番目のパートを歌った。

今ダルシマーを弾きながら、同じような感覚が残っているのを感じる。
例えば今度の美野里では、ちょっと古いけれど有名な映画音楽をメンバー2人で演奏するが、私は3番目のパートを作りながらそれに加わる。また、オートハープのメロディーにギター伴奏で完結しているところへ、やはり3番目のパートを入れていくのが楽しい。

いつもそんなことばかりしているから、誰でもこの20曲は弾けるようにしましょうと決めたコア曲の、メロディーが怪しかったりする。

自然館の初ライブ dulcimerの部屋


メリー・ストリングスとしては初の、カフェでのライブ。それも2回。

「押花芸術展」のため、普段より席数が少なくなっている中、ランチ・タイムは満席で、オーナー夫妻はてんてこ舞いしていた。そんな中、楽器を置くスペースを作り、マイクとアンプを用意していただき、2時からの予定を10分ほど遅れて開始。最初のステージはGruppe 和で演奏する予定の曲目。

1曲目を終えて、曲紹介をしようとマイクを握ったらいきなり相方がチューニングを始めた。どうやら画廊のライトで早くも狂ったらしい。そんなに長く話すつもりはなかったのに、様子を見ながら話を引き伸ばす。押花の先生も、真正面の席で聴いていてくださる。

バッハの後は彼女のソロでグリーンスリーブスを予定していたのに、すっかり忘れて次のカロランに進んでしまった。ささやかれて気づき、ソロを入れる。その間私は棚に飾られていたオカリナを発見。もしかして吹く人がいるのかな? ソロの後は大曲(長いと言う意味ではなく、大変な曲)フォーレのドリーから子守唄。そして最後がセルビアとブルガリアの舞曲。予定通り20分あまりで終了。

この日は、遠方より昨年Gruppe 和のコンサートに来てくださったKさんが来てくださった。1年ぶりの再会に、休憩しながらおしゃべり。私はのどが渇いて水ばかり飲んでいた。

そして3時からのセカンド・ステージ。少し気楽な曲目で7曲演奏。とはいえ、ドイツで演奏した曲目や日本の曲も入れて構成した。ランチのお客さんが帰り数人だけだったが、残って聴いてくださる方がいるので聴き方が熱い。ちょっとパフォーマンスとして面白い曲を最後に終了したが、アンコールの声がかかり、何の用意もなかったので1曲目のイタリアン・グラウンドを演奏した。

私のホームグラウンドでのいつもとは少し違うパフォーマンス。デュオになると、ソロとは全く違う世界が広がる。それを知っていただけたことをうれしく思う。

ほっとする音楽・音楽する楽しさ dulcimerの部屋


Gruppe 和 サロン・コンサート終了。たった20分の演奏なのに、1年に1度の大仕事を終えた気分。そして出来は、反省点が多々、多々、タタタ。

フォーレのドリーのようなピアノ曲をダルシマーにアレンジしても、半音階的な動きは難しいばかりでミスが多くなる。そしてダルシマーの音を打ち間違えるということは、たいてい隣り合う2度上か下の音を鳴らしてしまうということだから、消えない不協和音を作り出すことになるのだ。出来る限りそれは避けたいが、練習が足りていない。そんなフォーレを「大好きな曲で、とても楽しみにしていたのだけれど、本当に良かった」などと言っていただくと、うれしい反面、ズキ!ズキズキ!! 胸に刺さるというよりは、舞台衣装で露わになった肩から背中のあたりを、たくさんの針で刺されているような感じがして、小さくなってしまう。

バッハはインヴェンションの10番を選んだ。テーマの3度の動きがダルシマーにマッチしていると思うのだが、4小節のロールが右手パートにはきつかったようだ。

プレトリウスのクーラントを舞台で演奏するのは2回目。なのにあの余裕のなさは、何なのだろう。今回初めて演奏したセルビアの9拍子の曲と、ブルガリアの7拍子の曲は、例によって勢いで弾ききった。本当はもっと詰めるべきなのだが、時間切れ。

そんな中でほっとするのが、ダルシマーでよく演奏される小さな曲。今回は、カロランの
Eleanoa PlunckettとBridget Cruise 3rd Airを2人で弾き分けた。どちらも16小節の曲だ。では何故そういう曲だけで構成しないのかというと、せっかく声をかけてくださったクラシックのコンサートなので、この機会にクラシック・レパートリーを増やしたいと考えているから。それは、他の場所で演奏するときも同じ。この会場なら、このようなお客様なら、私達好みのものだけではなく、共有できそうなこの曲は入れようと考える。それだけのこと。

今回はっきりしたことがひとつある。
私達が舞台上でどんなにドキっとしたり、ヒヤっとしたりしていても、それは私達の間だけのことで、客席へは、相方の音楽することが楽しくて楽しくてたまらないという気持ちだけが伝わっていくようだ。それで実際の音以上に良い印象を残すらしい。そして彼女は逆に、客席の深い感動を感じ取る。共感してくれた人がいるあたりから、熱い思いが返ってくるという。それは個人を特定できることもあるようだが「あの辺と、この辺」といった感じでわかるという。

このデュオの次の演奏は美野里。また新しい曲を考えている。

5月の自然館 dulcimerの部屋


5月2日、今日も自然館で演奏しました。
月末が近づくたびに、次月はどうしようかと考えましたが、まだ続いています。
とりあえず3ヶ月くらいはトレーニングと思っていたのです。
そのひらめきを大切にしながら生きています。

5月の自然館も基本的に月・水・金の12時半から1時間ですが、
7日(水)、12日(月)、14日(水)はお休みです。

そして、こんなに間際になってからのアナウンスで申し訳ないのですが、関係者の了解をとる必要があったので書くのが遅くなりました。どうかご容赦を。

5月5日(月)14:00〜、15:00〜
メリー・ストリングスのライブを行います。

5月3日(土)から11日(日)まで、自然館では
「花みずき 押花芸術展」が開催されるため、日曜祝日も営業しています。
その最中、ハンマー・ダルシマー・デュオでのライブをさせていただくことになりました。
午後2時からは主に6日のMUSICASAでの曲目を、午後3時からはメリーストリングスのこれまでのレパートリーの中から演奏いたします。

入場無料、予約も不要。
休日の午後のひととき、押花を見て、ダルシマーの音を聞いて、コーヒーでくつろぐ・・・。
ちょっと優雅で心地よい感じがしませんか?


メリー・ストリングス dulcimerの部屋


昨年初めて出させていただいた「Gruppe 和 サロン・コンサート」に、またメリー・ストリングスというハンマー・ダルシマー・デュオで演奏させていただくことになった。

メリー・ストリングスは私が東京、相方が和歌山在住のため、なかなか演奏する機会がない。お互いに一緒にやってみたいという思いがあって、2005年の5月に美野里ダルシマ&オートハープ・フェスティバルで演奏したのが最初だ。曲目を決め、楽譜をファックスで送りあい、およそ1ヶ月前に1度会う機会があったが合わせるには程遠く、結局土曜の午後の会場で合わせ、日曜の午前に演奏した。あれこれと欲張りすぎて準備不足、おまけに強風に吹かれて楽譜スタンドが倒れ演奏中止という惨憺たるありさまだったが、それでも合わせる楽しさの方が勝っていて翌2006年のフェスティバルにも参加した。

東京での初めての演奏は2007年2月の日本打弦楽器協会主催打弦楽器見本市。たった10分の演奏でおおきなミスがひとつ。伴奏の私が間違えたことにつられてメロディーが迷走、それでもなんとか繰り返しポイントから復帰するという冷や汗ものの演奏だったが、逆に、なんとか切り抜けられるという自信がついたかもしれない。そして昨年の「Gruppe 和」。さすがにきちんと準備しようと、前々日から私の家で合宿トレーニング。当日、私がどうしても弾けない曲があって悔しい思いをした。

昨年はCWA大会にも参加、ドイツ・オーバーアマガウで演奏してきた。さすがにその日のためにアレンジした曲は準備不足で散々だったが、最後のガラ・コンサートで演奏した曲はメリー・ストリングスとして初めて演奏したときに選曲したもののひとつで、さまざまな国の人からよかったと声をかけていただいた。

今年の「Gruppe 和」では、クラシックの曲を新たに2曲準備している。これらの楽譜は出来上がっているが、ブルガリアとセルビアの民俗音楽は合わせてみないとわからないし、お互いが何を弾くのか未調整の曲もある。しかも今年は続けて美野里にも参加する。美野里では、別の曲をさらに2曲考えている。


●第3回 Gruppe和 サロンコンサート
日時:5月6日(火・振替休日) 14:00〜
会場:MUSICASA (小田急線・東京メトロ千代田線代々木上原駅東口より徒歩2分)
料金:1,000円(ドリンク付き)
※チケットご希望の方は、yt-aoki@excite.co.jpまでご連絡ください。


●第7回美野里ダルシマ&オートハープ・フェスティバル
日時:2008年5月24日(土)午後〜25日(日)昼すぎまで (雨天決行)
会場:上野牧場(茨城県小美玉市納場692) 電話0299-48-4141
    常盤自動車道「岩間」ICから約10分、JR常磐線「羽鳥」駅からタクシーで約5分
参加費:2,000円、中学高校生1,000円、小学生無料(未就学児はご遠慮下さい)
※メリー・ストリングスのほか、ハートストリングス(ダルシマー・アンサンブル)、リュミエール(ハンマー・ダルシマーとオートハープ)としても参加予定です。



naarak(ナラ)がFM大阪のインターネットラジオで Yamaguchi Music
今月の自然館 dulcimerの部屋


自然館でソロ演奏の練習をさせていただいておよそ1ヶ月、レパートリーを少しずつ増やしている。思いつきで弾いて、うまく行くこともあるが、あらら?ってこともある。家ではほとんど曲目を考えるだけなので仕方ない。時には何調で弾けるか考え、試してみることもあるが、現場で初めて弾くことも多い。お客さんの少ない時間帯だからこそ、そうやって練習させていただいてきた。

ところが、そんなお客さんの少ない時間帯ではもったいないから、もう少し早い時間帯にしませんかと提案された。まあ確かに、一人でお茶を飲んでいる方にじっと聴かれているよりは、グループでおしゃべりをされている方がこちらも気は楽だ。そして、おしゃべりに興が乗っているときに、知っていそうな曲を弾いてみて注意を引くのも面白い。

というわけで、4月の自然館での演奏は、12時半くらいから開始することになった。
今月も、月曜・水曜・金曜の週3回を予定している。

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